未分類 簿記

【簿記2級】本支店会計の決算で気をつけたいこと

あずぽん
本支店会計を導入している場合、決算のしかたが変わります。今回は本支店会計時の決算をおさえましょう。
あずぽん
ちなみに決算のしかたがかわるのは、支店独立会計制度のときですよ。

 

私のおすすめ教材

私はクレアールの教材を使っていました!

コスパがいい上に、精選された良問がそろっていますよ!

資料請求は無料なので、ぜひ取り入れてみてください!

 

【簿記】「そもそも本支店会計って?」についてはこの記事をどうぞ。

【簿記2級】本支店会計ってどういうこと?

【簿記2級】本支店会計の仕訳はどうする?①

【簿記2級】本支店会計ってどうやって仕訳する?②

 

本支店会計の決算のしかた

1,決算はどんな順番で行う?

2,本店と支店のそれぞれの決算整理って?

3,本支店合併財務

4,本支店会計の問題で間違えやすいポイント

 

 

1,決算はどんな順番で行う?

まずは決算をするときにはこの3つの順番を行います。

 

①本店と支店それぞれ決算をする。

まあ
これで、財政状況や経営成績がはっきりしますね。

②本支店合併財務諸表を作ります。

あずぽん
合併財務諸表は外部に公表する用です。

③必要な決算振替を行って、会計帳簿を締め切る。

 

あずぽん
もう少し詳しく見てみましょう。

会計帳簿上の決算手続き

①決算整理(本店、支店それぞれで行う)

②純損益の算定(本店、支店それぞれで行う)

③支店の純損益を本店に振り替える

④法人税等の計上

⑤企業全体の当期純利益を繰越利益剰余金勘定にふりかえる。

⑥帳簿をしめきる

本支店の合併清算表を用いて行うときは②から手続きが変わります。

合併清算表を用いて行うとき

②決算整理のあとの残高試算表をつかって、合併清算表を作成する。

③照合勘定、内部取引高の相殺など

④法人税等を計上する。

⑤本支店会計合併損益計算書と本支店合併貸借対照表をつくる。

あずぽん
今は「?」でも、問題を何度も解いていくうちに、なれてきますから、こんな感じなんだと思うだけでいいですよ。

 

2,本店と支店のそれぞれの決算整理って?

支店独立会計制度を採用したときの決算整理を考えたとき

基本は支店の勘定に振り替えます。

けれど、支店の勘定にふりかえずに本店の会計帳簿に残すものもあります。

あずぽん
例えば、建物や退職給付金などのように長い間にわたる項目が当てはまります。
まあ
法人税等はどうするの?
あずぽん
ここでは、それぞれの決算整理なので、まだ法人税等の計上はまだ行いません。

少し問題を解いてみましょう。

問題

下の項目から本店および支店の決算整理仕訳をしましょう。

【勘定科目】支店 建物減価償却累計額 本店 減価償却費

①本店の決算整理前残高試算表

建物:1,000,000   建物減価償却累計額:400,000

②建物は耐用年数10年、残存価格ゼロの定額法によって減価償却される。

③①のうち、100,000は支店の建物であるが、勘定は本店が管理している。

 

今回は減価償却費だけを支店に振り替えましょう。

 

【本店の仕訳】

まず本店の建物の減価償却を行います。10年なので、減価償却費は1,000,000÷10で100,000。

また支店100,000分の減価償却費(100,000÷10で10,000。)を支店に振り替えます。

なので、

借方 貸方
減価償却費

支店

100,000

10,000

建物減価償却累計額

減価償却費

100,000

10,000

と仕訳できます。

 

【支店の仕訳】

支店は支店だけの建物の減価償却を行いましょう。減価償却費(100,000÷10で10,000。)を仕訳します。

なので、

借方 貸方
減価償却費 10,000 建物減価償却累計額 10,000

と仕訳できます。

 

 

3,本支店合併財務諸表の作成

 

本店と支店の固有の決算手続きが終わったら、その結果を合算します。

あずぽん
合算した企業全体の財務諸表を作るとき、合併財務諸表を使います。

そのときに必要なことが2つあります。

本支店合併財務諸表の作成

①照合勘定の相殺

本支店間取引で計上された支店勘定本店勘定の照合勘定については、残高を相殺消去します。

あずぽん
同じ企業内の取引なので、なかったことにする手続きが必要なんですよ。

②法人税等の計上

企業全体の所得に対して課税される法人税等は、ここで計上します。

 

決算整理前事項がある場合は仕訳をしてください。

さいごに支店と本店の金額を合算して終わりです!

 

4,本支店会計の問題で間違えやすいポイント

ちなみに私は、本支店会計の予想問題で間違えた経験があります。

わたしは合併財務諸表をを作成するものだと思っていたのですが、本店のみの損益計算書を記入する問題だったのです。

わたしは本店と支店の勘定を合算したのですが、実は合算するべき問題ではなかったのです・・・。

 

本当に問題文をしっかり読んで、合併財務諸表なのかどうなのかをしっかり確認することが大事!

問題になれることも大事だと痛感しました。

 

私のおすすめ教材

私はクレアールの教材を使っていました!

コスパがいい上に、精選された良問がそろっていますよ!

資料請求は無料なので、ぜひ取り入れてみてください!

-未分類, 簿記