どうやって勉強したらいいのでしょうか?
とくに時間がない社会人に向けての勉強法です!
1、学びのルーティンを確立しよう。
①テキストや教科書の全体を把握する。
②勉強する章のページは音読する。
③動画がある場合は動画をチェックする。
④必ず例題を解く。
⑤おさらいは、休日に一気に解く。
2,受験生が陥りやすいワナ
①3級はやらずに2級を勉強する
②「何時間勉強しよう」から脱却しよう。
1、学びのルーティンを確立しよう。
社会人にもなると、仕事が忙しい、家事でバタバタしてしまう・・・と、時間が無い中で受験しなくてはいけませんよね。
つい、ぼーっとしてしまって時間がなくなってしまうことも・・・。
そこで、やってほしいのは、学びのルーティンを確立すること。
たとえば、夕飯が終わったら問題を解く、電車で動画を見る、など無理なく自分のルールを決めておくと勉強することが習慣になります。
習慣になれば、学習も楽になりますよ。
ではルーティンの中でどんな勉強が必要なのか。
次の5つです。
①テキストや教科書の全体を把握する。
はじめてテキストを開くときは、最初から最後までページをぺらぺらとめくってください。
めくるときは単語や文章を覚えようとせず、ぼーっと見るだけで大丈夫です。
「学習内容の全体を把握する」ことで、量の多さにくじけにくくなります。
また、変わった言葉や図などが見えて「このあたりはこんな感じの言葉や図を使うんだな。」と、予想できるので、いざ学ぶときに抵抗がなくなりますよ。
最低でも3回は全体を見てほしいのですが、「今日は疲れているから・・・」という日も、とりあえずめくるでOK。
意外と効果のある方法ですよ。
②勉強する章のページは音読する。
勉強するページは音読してください。
音読は文章を目で見て、口に出して、耳で聞き、脳で理解します。
このように、体の器官をフル活用しているので、理解度、定着度がぐんと上がるのです。
また、黙読では言葉を見落としたり、理解したつもりになったりしてしまいます。音読はそれを防いでくれます。
③動画がある場合は動画をチェックする。
動画では文章に書かれていない、覚えるコツや実務エピソードなどが聞かれるので、ぜひ聞いてみてください。
今はyoutubeにも簿記の解説動画が挙げられています。
ふくしままさゆきさんの動画はわかりやすく、実務にも対応できるような解説がなされているので、おすすめです。
私の場合はクレアールの教材を中心に取り組んでいたので、クレアールが配信する動画を見ていました。
電車の中や、家事のときなど、何かしながらでも学習できるのがメリットです。動画の速度が変えられるので、私は1.25倍速で聞いていました。
すべての問題に解説動画があるので、問題につまづいたら動画を見て理解できるのがクレアールの助かるところです。
④必ず例題を解く。
どんなに疲れていても、忙しくても1問だけは解きましょう。
簿記はアウトプットしてようやく理解できます。
問題をどれだけ解いたかが、合否の分け目です。
よく使う机の上に常備しておき、ご飯のあとや寝る前に1問だけ解いてください。
簿記は学習しない時間が空いてしまうと、今までの学習内容を忘れてしまうもの。
ちょっとずつの積み重ねが、確実に合格へつながります。
⑤おさらいは、休日に一気に解く。
予習よりも復習が大事。
ですが、忙しい毎日ではなかなかできないもの。
なので、おさらいは休日にとりくんで、どれくらい定着しているのか測ってください。
意外と覚えたつもりになっていることがありますよ。
2,受験生が陥りやすいワナ
①3級はやらずに2級を勉強する
そもそも2級の学習は3級の学習内容を知っている前提となっています。
時間はかかりますが、3級の内容を抑えて2級を学習する方がおすすめです。
気になる学習量は?
簿記3級はテキスト1冊ほどで済みますが、2級は商業簿記の内容も多くなるうえに工業簿記が新しく学習内容に入ります。
3級が100時間ほど必要な人は、2級だと300時間くらい必要です。
ちなみに私の場合、2級の学習時間はトータル350時間ほどかかりました。
②「何時間勉強しよう」から脱却しよう。
学習したかの物差しを、「学習時間」で測ってしまうと、意外と学習できなくなります。
学習することが目的でなく、学習にどれだけ時間を費やしたかが目的になってしまうからです。
そうすると、問題を解くスピードを気にしなくなるので、同じ1時間でも学習した量が断然変わってきます。
「今日はこれだけの量をやった。」と学習量で自分の学習度合いを測りましょう。
おのずと、時間も増えていきますよ。
まとめ
学びのルーティンはそれぞれの生活スタイルに合わせて、工夫してみてください。
毎日コツコツと取り組むことが、合格への近道です。
私もただいま1級合格に向けて学習中!一緒に頑張りましょう!