【簿記2級】引当金って何？どういうのがあるの？

将来の特定の費用または損失であって、

その発生が当期以前の事象に起因し、

発生の可能性が高く、かつ、

その金額を合理的に見積もることができる場合、

どんなときに使う？

販売した商品が一定の期間以内に故障や欠陥が生じた場合に無償で保証する契約をしていることはよくありますよね。

今後将来出てくるであろう保障費のうち、当期に負担するべき金額をとっておきます。

よく家電でも「5年保証」とかあるね！そのとき壊れたりしたら無料で直してくれたりするね。

まあ

あずぽん

私たちの生活で考えると、それに似ているね！

仕訳がこちら

保証を行ったときは

で、くずします。

もし保証が終わって残額があるばあいには

と仕訳します。

どんなときに使う？

当期に予定していた修繕が、事情によって次期に延びた場合は、当期に使われる予定だった費用を決算時に計上します。

今回使わなかった修繕費は次にまわそう！。ということだね！

まあ

そのときの仕訳はこちら

修繕を行った場合の仕訳（引当金とそれ以上に修繕費がかかるとき）は、

で仕訳します！

どんなときに使う？

得意先に対して割戻を行っている場合、当期の販売によって将来割戻がでてくると予想できますよね。

そのことを見通してお金を引き当てておくのです。

ん？割戻ってなあに？

まあ

あずぽん

購入した代金に対して一部を減額したり返金したりすることです。

まあ

ちょっとまけるよ！ってことに似てるね！

そのときの仕訳はこちら

売上割戻を支払った場合の仕訳は、

で仕訳します！

どんなときに使う？

販売した商品を後日になっても、当初の販売価格で引取るという契約などがある場合、将来でてくるであろう返品に関わる売上利益の修正額を計上するものです。

引き当てるのは利益だけなんだね！

まあ

あずぽん

そうです！この仕訳は出版業や卸売業によく見られます！

そのときの仕訳はこちら

返品を受けた場合の仕訳は、下のようになりますが、

このとき利益だけを引当金であてます。

たとえば

1,000円の返品をうけて、前期販売が600円（原価200円、利益400円）だったとき

で仕訳します！

あずぽん

今期の販売は引当金を使いませんよ！

どんなときに使う？

賞与（ボーナス）の支給を行っている場合、当期の働きによって将来出てくるであろう賞与の支給額を計上します。

賞与はもらうがわからしたら大好き！

まあ

あずぽん

でも支払う側からしたら大きな費用になるんだよ･･･

そのときの仕訳はこちら

賞与をはらった場合の仕訳（引当金とそれ以上に賞与があるとき）は、

で仕訳します！

どんなときに使う？

毎年決算期に、負担するべき金額を見積もってその見積額を計上します。

あずぽん

退職給付金は支給された年だけで考えません！

働いている間の期間全体の費用として見て考えますよ！

そのときの仕訳はこちら

従業員が退職した場合の仕訳は、

で仕訳します！