【簿記2級】無形固定資産の仕訳は？有形固定資産はどう違う？

有形固定資産は机とか土地とか建物とか見えてわかる資産だったね。

無形固定資産はどう違うの？

まあ

あずぽん

無形固定資産は具体的な形ではないけれど、企業活動のために使われる資産のことを言います！

具体例を見てみましょう！

1，無形固定資産には何がある？

無形固定資産は具体的なものは？

無形固定資産は、こちらです。

①法律上の権利など

・特許権勘定

・商標権勘定

・実用新案権勘定

・意匠権勘定

・借地権勘定　など

②経済的事実上の財産になるもの

・のれん勘定

・ソフトウェア勘定

です。

あずぽん

2級ではのれん勘定とソフトウェア勘定の仕訳が出てきます！

・無形固定資産を手に入れたときの仕訳は？

手に入れたときの価格（取得価格）＝購入価格＋付随費用

あずぽん

付随費用には登録料や手数料などが入ります！

あずぽん

ただ、のれんとソフトウェアの仕訳は特別なので、次できちんと確認しましょう！

2，のれんの仕訳とソフトウェアの仕訳を押さえよう。

・のれんの仕訳と償却方法

のれんの仕訳

のれんってそもそも何？

まあ

あずぽん

のれんは合併や事業を譲り受けたり買い入れたときに出てくるものです。

といっても、難しいので例題で見てみましょう。

まず、小切手を振り出して支払ったので、貸方に「当座預金」勘定を入れます。

さらに譲り受けた資産を借方に、負債を貸方に記入します。

あれ!?これ借方32,000,000円、貸方35,000,000円とずれがでているよ！

まあ

あずぽん

じつはそのときに使うのがのれん勘定なんです！

新しい店舗を建物と土地以外にも、そこにいる人材やブランド力など収益につながるものも譲り受けていますよね。

それを「のれん」として勘定します。

なので差額をのれん勘定にします。

のれんの償却

あずぽん

のれんも固定資産なので、償却されていきます。

基本は、残存価格はゼロとした定額法によって償却します。

のれん勘定は20年以内に償却します。

あずぽん

定額法は償却する年でのれんの金額を割っていきます！

たとえば、先ほどの3,000,000円ののれんを10年で償却する場合、1年あたりの仕訳は

3,000,000÷10で300,000となり、

と仕訳します。

・ソフトウェアの仕訳と償却方法

ソフトウェアの仕訳

ソフトウェアも将来収益が認められたり、費用が減ったりするので、無形固定資産として計上できます。

ソフトウェアを手に入れたときの仕訳です。

制作費用を払っていてもまだソフトウェアが制作途中の時、

と表すことができます。

そして完成したら

で仕訳完成です！

ソフトウェアの償却

ソフトウェアも償却を行いますが、通常5年以内と言われています。

ソフトウェアは償却の期間が短いんだね！

まあ

あずぽん

ソフトウェアなどのIT関係は日に日にアップデートされるからね！

ちなみにソフトウェアは使用可能期間が使っている間に変わりやすいもの。

その場合は、つねに原価償却額を見直します。

となります。

減価償却のときは

と表すことができますよ。