実際どっちの方がいいのか、まとめました。
1,生まれた日は、ぜひ初乳を飲ませてほしい
2,母乳のメリットって何?
3,ミルクを飲ませるときに気をつけること
1、生まれた日は、ぜひ初乳を飲ませてほしい
初乳とは、その名の通り初めて飲ませる母乳のこと。
ぜひ飲ませてほしいと、育児書に書いてありますが、なぜ必要なのでしょうか。
初乳を飲ませたい理由
・タンパク質、ラクトフェリンが多いので、細菌の繁殖を抑える。
・赤ちゃんののどや腸の細胞に防御力を与える免疫が入っている(グロブリンA)。
・いろいろな細胞が入っていて、細菌を直接的間接的に殺す力を持っている。
という初乳にしかない効果があります。
母乳の出がよくない方もいると思います。
私も出産後1週間はほとんど出ませんでした。
赤ちゃんも飲むのが下手だし、わたしもあげるの下手だし、授乳時間に何度格闘したか・・・。
はじめのうちは5分後に赤ちゃんも疲れて寝てしまう始末。
ただ初乳の出ないことはないようなので、ほんのちょっとでもいいから飲ませた方がメリットが多いですよ。
2,母乳のメリットって何?
母乳のメリットはいくつかあります。
母乳のメリット
1,母と子のつながりを強くする。
2,最高の栄養が含まれている。
3、簡単で安全である。
4,母親の産後の回復の助けになる。
1,母と子のつながりを強くする。
ミルクが出てきたのはつい最近のこと。今までは母乳で赤ちゃんは育ってきました。
やっぱり、お母さんの乳を吸う喜び、というものはあるようです。
近くでじっくり子どもの顔を見るので、
「うれしいときはどんな顔かな?」
「今日は調子悪そう・・・。」
というのを感じやすいのです。
もし出るのであれば母乳にしたらいいのであって、出ないことを責めると自分がしんどくなっちゃう。
わたしもしんどくなって、つい夫や実家の母に泣き言をもらしていました。
そんな時、夫からは「出なかったらミルクでええやん。ミルクがあかんことないねんから」とフォローを入れてもらい救われました。
今は、生活スタイルも変わって、女性も社会に出て時間や体力も奪われる時代。
そのときは、ミルクの力を借りたらいいんです。
2,最高の栄養が含まれている。
今はミルクも進化して、かなり母乳の成分に近づいてきました。
けれど吸収率はミルクと母乳ではやはり違います。
タンパク質は母乳のほうが同化されやすくなっており、母乳に含まれる鉄分も吸収されやすいようになっています。
さらに面白いことに、母乳は飲んでいるうちに成分が変わります。後になると脂肪分が増え、味が変わるので、赤ちゃんが満足して話します。これで飲み過ぎを防げるそうです。
逆を言えば、ミルクのほうが腹持ちがいい、ってこと。
私は自分が授乳するときは母乳にして、ミルクは寝る前の授乳時、家族にやってもらいました。
(その間、私は寝させてもらったので、4~5時間寝られました。)
3、簡単で安全である。
最初は母乳が出なかったのですが、毎日吸わせているうちに胸がはって、下着が濡れてくるように。
かなり母乳の出がよくなったので、私の授乳は母乳、夫の授乳はミルク、と分担しました。
下準備なしに飲めるのが母乳。
湯を沸かしたり、温度を調整する必要はありません。
(面倒くさがりな私は、温度調整がほんと煩わしい、と思っていました・・・。)
母乳だけになったら、ほんとに便利!
昔はママの乳首を消毒してから、と言われていたようですが、時代が変わりそのまま飲ませてOKになっています。
夜中の授乳も、ベッドの上ですむので大分楽になりました。
(ただ、ミルクのほうが早く飲んでくれるので、そう思うとミルクのほうが楽と感じる方もいるかも・・・。)
だけどパパにも授乳してもらいたい。
その時にはうちでは、ミルクを使用しています。
今は粉だけでなくキューブ状のミルクもあり、寝る前哺乳瓶に突っ込んでおくと一目で何グラム入っているのがわかるのでお湯の入れ間違い防止に。
キューブをあらかじめ入れておく場合は、乾いて殺菌された哺乳瓶に入れてなるべくすぐに使用してくださいね。
またお出かけの時にさっと使える便利なミルクも出ています。
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こちらのミルクは、缶に乳首のアタッチメントをつけるだけなので、哺乳瓶の消毒がいりません。
また、そのまま飲めるので薄める必要もなし!
あたためる必要がないし、災害時にも重宝するミルクなので、備蓄しておくのもいいですね。
4,母親の産後の回復の助けになる。
母乳で育てると産後の回復が早いと言われています。
またスタイルアップに効果がある、とのことなので、私はそれを目的に母乳を続けた面もあります。
母乳を飲ませると母親の乳がん発生率が飲ませなかった母親に比べて少ないとも。
胸の形が悪くなってしまうかも・・・。というかたもいますが、そこまで影響はありません。
ということで、母乳を飲ませるメリットはたくさんあるんですよ。
3,ミルクを飲ませるときに気をつけること
とはいえ、母乳が出づらいママがいるのも事実。
またさまざまな理由で母乳をあげられないママもいます。
私も今では少しずつ出てきましたが、はじめからたくさん出るわけではなかったし、出る時間が不規則だったりと、なかなかうまくいかないことだらけでした。
そんな時はミルクの力をささっと借りましょう。
ミルクにしたってかわいい我が子であることにはかわりません。
ママが楽であることが、結果赤ちゃんのやすらぎのためになると私は思っています。
またミルクは腹持ちがいいので、夜の授乳が少なくなるのもメリット。
さて、ミルクをあげるときには、注意してほしいことがあります。
それは飲ませすぎないこと。
ミルクは味が変わらないので、赤ちゃんもぐんぐん飲み過ぎちゃうんです。
月齢ごとに目安の量があるので、助産師さんとも相談しながら取り組めるといいですね。
標準的な赤ちゃんは生まれて1ヶ月になるころに100ミリリットル飲めるといいのですが、助産師さんに
「この子は小さめだから80グラム程度飲めたらいいですよ。」とアドバイスをもらいました。
個人差があるので、相談できるなら聞いた方がいいですよ!
我が家でこだわっているのが、ガラスの哺乳瓶を使うこと。
ガラスは割れやすいですが、傷がつきにくく、熱にもつよいので、安全安心にミルクを作ることができます。
哺乳瓶を使うときは、こちらがおすすめ。
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この独特な形。じつは理由があって、母乳を飲む赤ちゃんの姿勢を研究して、作られた形なんです。
これは、今までの哺乳瓶と比べて、吐き戻しや誤嚥(ごえん)、耳の病気を防ぐ効果があります。
せっかくなら、赤ちゃんが無理をしない飲み方がいいですよね。